ふう。
帰ろうと思ったんすよ。今週は何だかバタバタといろいろありまして疲れきっており。
帰り際にピザの生地の在庫確認をタカくんにしてもらいました。結果、残り少な〜〜〜。
そしてタカくんは“ぉつで〜す、後よろしくっす〜、ぁ〜したぁ〜〜〜”と捨て台詞を吐き、
よそよそしい顔で帰っていきました。もちろんボッコボコ(笑)
もうシャカリキに生地作りしております。。まぁ、当店看板商品ですからね、なにげに。
醗酵時間がかなりかかるし時間の有効活用!ってことで以前から載せたかった記事を掲載します。
エキリーブルの5号で取材させて頂いた西麻布にある麻布長江さんの記事です。
オーナーの長坂さんとはもう10年近くお付き合いさせて頂いておりまして、
よくこのブログにも登場する中華料理界の若きカリスマ??いや若き貴公子?????
ジャガイモよりミックジャガーが好きだ〜!でお馴染みのMr.Tこと親友の田村料理長が働くお店。
彼とは仕事の話もよくするのですが、
こないだ“サービスマン”のあり方について話していた時にこう言ってました。
“俺は美味しい料理を100%で作る。
それをお客さんのテーブルまで運んで120%にするのがサービスマンの仕事。
だって100%のまま持っていったらそれはただの支給係でしょ?”
すげぇ一言だったな。あれって。
こんなカッコいいことを偉そうではなく、サラッと言ってしまう男なのです。
ですが、昨晩の飲み代はツケでした・・・・・(笑)早く払え!
で、それましたが、この記事に各方面から大きな反響を頂いておりまして、
ブログに載せて!とのお願いがありました。
一応ですね、雑誌の記事については無断転用禁止なんですよ。
今自分に確認してみます。中川さんいいですかね? はい、いいよ〜。著作権確認終了(呆)
長坂さんにもブログへの掲載了承をちゃんと頂いております。てか、喜んでた。
店と雑誌と二股してる訳ですが、こういう話を聞けることって
自分の店作りにもすごくためになる。
取材中永遠と3時間位、長坂さんは熱心にお話してくれました。
最後には“長坂さん、なげ〜よ!まとめるの大変じゃんよ〜!”とツッコミみましたが。
さっきの田村の話に置き換えると面白いな。
長坂さんが雑誌の取材に対して話してくれた内容が100%。
だから記事を書いた俺は120%にして読者に伝えなけりゃならん。
長くなりましたが、下記記事と写真を載せるんで見てみて下さい。
企画・構成・取材・文章・カメラ・デザイン、あたい。
今まで麻布長江で使ったお金、プライスレスってことで。はははぁ〜〜ん。
「研澄まされた至福の食卓」Vol.4
麻布長江
オーナーシェフ 長坂 松夫
西麻布の交差点からほど近い『麻布長江』。一歩店内に足を運ぶとブラウンベースの落ち着いた店内に目を引く鮮やかな黄色のテーブルクロス、活気溢れるオープンキッチン。自分の可能性に挑戦し続けるオーナーシェフの長坂松夫氏にお話を聞いた。
ー若くして料理長になられたと聞いておりますが、やはり多くのチャンスとの巡り合わせでしょうか?
「僕は学生時代、横文字が全くダメでして、<中国料理は漢字だ!>という理由で中国料理人としてのスタートを切ったわけです。料理長としてお店を初めて任されたのは21歳の頃で、僕は見習い・中堅をほとんど経験しておらず、フカヒレの姿煮を作ったことのない料理長は僕くらいじゃないですかね(笑)。以前よくいわれたんです『長坂さんは運が良かったですね』と。運が良いってラッキーということですよね。例えば、天性の才能を持った有名なプロスポーツ選手は裏側で並々ならぬ努力をしていると思います。著名になったことをラッキーという僅かな言葉で片付けることは疑問ですよ。物事は僕らが歩いていかない限り、行動を起こさない限り何も起きません。自分自身でつかむために前進するしかないんですよ。料理が好きで喜びを与えたい気持ちから勉強し、そして人間を好きになる。人の気持ちを考えて行動すると自然とそこに人が集まり、その人の輪の中から多くの<チャンス>が生れるんですよね。僕の元に修業にくる若者達は、ここで勉強すれば<チャンス>をつかめると勘違いしてしまうこともあります。きっかけにしか過ぎないんですよ、ここはね」
ー最近の料理の世界において、若者の思考は変化してますでしょうか?
「惚れるという言葉の意味の変化ですね。職業に惚れる、恋愛に限らず人間に対して惚れる。自問自答してほしい、惚れるという言葉の意味を。相手のために喜んでもらいたくて一生懸命尽くすことが惚れることだと思うんです。だから離したくない。料理も同じです。それにこう問い掛けたい、『自分の可能性をなぜ信じない? なぜ出来ると信じない? 信じてよ!』と。信じ抜けば、夢は絶対叶うんです。それに料理もセンスなんで、教えられることのある一定以上はその子の秘めた感性で、それを磨くのは自意識で築き上げていくしかない。だから料理に関係なく、例えば『葉っぱが綺麗だな』と見るだけで終わって欲しくない。どんな物なのか調べてみようという追求心を持って行動に移して欲しいんです。そこに発展性があるわけ。10年前、田舎者の僕が四国から48歳で東京に出てきて、この店で自分の料理人としての力量がどれほど通用するのかということを確認したかった。48歳ですよ。可能性を信じ、他人ではなく自分にはったりをきかせるんです。それを実行しなければ、ただの嘘つきになってしまいますからね」
ーまさに心理学的な考え方ですね。
「そうなんですよ。人間の味覚や幸せを判断するのは心理学なんです。人が何を考え何を欲しがっているか。料理はこれが食べたいと思ったところに出てくる、そしてもうちょっと欲しいと思ったときに、さらっとした野菜が出てくる。料理人もサービスマンもお客様の欲しがっている物の先を読んで作り提供するわけですよね。向き・不向きがありますが、人に接することに喜びを感じる人、つまり好きだからこそ、そこに人が集まるんです。『どうぞ、おっしゃって下さい、わがままを!』という考え方ね。『わかってよ』ではなく、『あなたのことわからせて』と思える人。料理は普通なのに、賑わっているお店ってありますよね。人なんですよ。その人に会いに行くんです。料理って絶対心理学だと思う。それを極めて料理を形にできた人間が初めてトップシェフといわれるのではないですかね」
ー長坂松夫氏58歳。ゴルフで例えるなら、キャディと共に後半の第一打を放ち始めたばかり。話す人を魅了するその言動、今後の挑戦がますます楽しみです。
プロフィール●長坂 松夫
1949年、愛知県生まれ。
1968年、名古屋、都ホテルの「近鉄四川飯店」で田恭平氏に師事、中国料理の世界に入る。1970年、高松グランドホテルの「鳳凰」の料理長に就任。1983年、香川県高松市に「中華菜館長江」を独立オープン(後に「麻布長江 高松本店」にリニューアル)。1997年、東京・西麻布に「麻布長江」オープンさせる。
「麻布長江」
東京都港区西麻布1-13-14
TEL/03-3796-7835
ランチ /11:30〜14:30(L.O.)¥2,000、¥3,500、¥5,000
ディナー/17:30〜22:00(L.O.)¥8,000、¥10,000、¥13,000
定休日/月曜日